こんにちは。みいです。
ベテラン販売員になればなるほど、キャリアも知識も豊富でなんでもできると思っていませんか?
販売に欠かせない接客スキルは、日々の積み重ねがあるのでちょっと個性的なお客様の対応はお手のもの。
クレーム対応もそれなりに経験があるので、新人スタッフが対応していたら、すかさず変わるのが当たり前。
バックルームでの作業も、いざとなったらすごい速さでこなしていく。
こんな感じで、ベテラン販売員はなんでもできると思われがちですが、ベテラン販売員になればなるほど苦手なものがでてきます。
それは、新しいシステムと新しいフロー。
どんどん増える、電子マネー決済と変わるレジフロー。
そのたびに、追加されていくマニュアル。
読んでも読んでも、なかなか頭に入らないのがベテラン販売員です。
覚えようと努力をしても、今までのやり方が身についてしまっているので、いざやってみると手際が悪かったり、いろいろとカンニングしないと前に進めないものです。
私は、新しいシステムに関しては若手スタッフの方が覚えも早く柔軟に対応できるので、ベテラン販売員は教えてもらう立場の方が良いと思っていますが、こんな風に思うベテラン販売員はごくわずか。
ほとんどのベテラン販売員は「私はなんでも知っているし、なんでもできる!」と思っているようです。
「なんでも聞いてね!」とベテラン販売員は若手スタッフに声をかける場面を見たことがあると思います。
そのときに、販売経験の少ないアパレル店員が分からないことを質問すると決まって「マニュアルを読んで!」と回答がきます。
こういうことが何度も続くと「なんだ。全然分かってないじゃん!あの先輩ウザイ!」と後輩たちから思われてしまうのです。
付帯業務に追われている若手スタッフは、いつも早く作業を終えようとあれこれ工夫しています。
新しいシステムやフローは早く覚えて、手間暇をかけたくないと思っているのでアッという間に習得しているものです。
若手スタッフや新人スタッフが困っていそうなときに、つい「なんでも聞いてね!」と声をかけてしまうことがありますが、苦手なことは苦手だから教えて欲しいと言ってしまったほうが、ショップ内のコミュニケーションが上手くいくことのほうが多いのです。
バテラン販売員の中で「得意分野以外は聞かないで欲しい」と内心では思っていたりする人はいませんか?
その気持ちは素直に伝えたほうが、後輩からの印象は良くなります。
気を遣わせてしまうベテラン販売員より、若手スタッフと同じ目線で学ぼうとする姿勢を見せたほうがかっこいいですよ。
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