アパレル販売員の接客時間についての悩み|仕事効率化に向けての取り組みをしよう

販売員のお悩み

こんにちは。みいです。

アパレル販売員の中で「店頭で接客する時間がない」「付帯業務が多くて店頭にでられない」「作業が遅れていて接客に集中できない」などの「時間に関する悩み」を抱えている人はいますか?

出勤してから夕方まで付帯業務に追われ、やっと店頭で接客ができると思ったら新たな付帯業務が追加されたり、個人業務が山積していて1日が終わってしまい「忙しくて時間が足りない」と思うことが多々あります。

SALEやキャンペーンなどの「短期的なイベント時期」は仕方ないのですが、このような状況が続いてしまうと「自分だけ店頭に出れない」「自分だけ売上が取れない」「自分だけ仕事量が多い」などの不満が溜まり、仕事に対してのモチベーションが下がってしまいます。

この「時間に関する悩み」を解決して「接客に集中できる環境」を整えましょう。

付帯業務を見直し、仕事効率化に向けた取り組みをすることで改善できることはたくさんありますよ!

アパレル販売員の接客時間についての悩み

アパレル販売員の接客時間についての悩み

アパレル販売員の主な仕事は「店頭接客」と「店舗の付帯業務」と「個人の付帯業務」の3種類に分類されます。

店頭接客お客様の欲しいモノを探し、的確なアドバイスと提案をしながら、商品をご購入していただくこと
店舗の付帯業務主にレジ作業/商品の入出荷作業/商品の検品/ストック作業など商品に関する業務
個人の付帯業務主に個人の付帯業務とは、担当業務/必要な資料の作成/考課シートの作成など行動に関する業務

接客する時間がないと感じているアパレル販売員は、付帯業務に注力するあまりに仕事が効率的にできず、本来の仕事である店頭接客の時間を削ってしまっています。

お客様がご来店されたときに万全な体制で接客に集中できるよう、仕事内容を整理し仕事効率化に向けての取り組みをしましょう。

仕事効率化に向けての取り組みをしよう

仕事効率化に向けての取り組みをしよう

店舗の付帯業務」と「個人の付帯業務」の仕事効率化を図る上で重要なのが、現状で起きている問題を把握し「ムリムダ」を徹底的に排除することです。

ショップ全体で「時間がかかりすぎていること」をリストアップし「どうすれば効率的に働けるか?」を考えます。そうすることで無駄な項目が明確になり改善する方法が見つけられるようになります。

主な問題点と見直し内容

店舗の付帯業務の問題点で多いのが下記の4点です。その他にも問題点があったら追記し明確にしましょう。

タイムテーブルタイムテーブルが活用されておらず、付帯業務の優先順位が不明確
ミーティングと引継ぎ口頭共有が長く、タイムロスが発生する
過剰在庫過剰在庫があり店間移動や商品検品が多発する
人員どの時間帯でも人員が不足している。日によってパワーバランスが弱くなる

個人の付帯業務の問題点で多いのは下記の4点です。これらは意識すればすぐに改善できる項目になるので、店長や教育担当者と話し合いながら仕事を効率化させましょう。

最優先事項の把握タイムテーブルを確認する習慣がなく、優先順位を把握していない
担当業務/個人業務計画に対し自己スケジュールが管理できていない
作業スピード時間感覚がなく、ただ業務を行っている
能動的行動報連相がなく周りのスタッフを巻き込む行動ができていない

店舗と個人の付帯業務の問題点が明確になったら、仕事効率化に向けて具体的な改善策を立てましょう。問題点をリスト化すると「誰になにを相談すれば良いか?」と「自分でなにを改善したら良いか?」を考えれるようになります。

ひとりで悩んでいても何も解決しません。慣れないうちは、自分のノートなどに「困っていること」を書き出してみてください。

タイムテーブルの活用

タイムテーブルの活用

朝礼時に「タイムテーブルの徹底確認と落とし込み」をしていますか?

店長と副店長だけが業務内容を把握していて、他のスタッフへの落とし込みができていないことがあります。

今日やるべきことを明確にしなければ、各自が自分の仕事をはじめてしまい「業務の見落とし」や「売価変更」や「不良品の検品/全量回収」などの突発的に発生する付帯業務に対応できなくなるので「誰が見ても分かりやすいタイムテーブル」を作成し活用しましょう。

朝礼時に「今日やるべきこと」を「定量を含めた共有方法」で分かりやすく伝えていますか?

例えば、今日の人員は早番が3名(内時短勤務が2名)遅番は5名の計8名。

入荷が5パッキン、物流倉庫への出荷が3パッキン、お客様配送が30件あり、個人業務でブログを更新しなければいけないとします。

この場合、入荷は早番がランチに行くまでの2時間でストックを終わらせ、夕方の集荷時間までに遅番のランチを回しながら、お客様配送と物流倉庫への出荷作業を進めます。このときに意識するのは時短勤務の早番が残業しないように効率よく業務を終わらせることです。

コロナの禍で、ピークタイムが今までより早くなっていることを意識し、付帯業務を「どのタイミングで、どの位の時間がかかるのか」を伝えることも重要です。

ショップスタッフの全員が今日やるべきことを理解すれば、時間を有効活用できるようになるので、すぐに実践してみてください。

引継ぎとミーティングのコンパクト化

引継ぎとミーティングのコンパクト化

きちんと業務を進めたいから引継ぎは細かく伝えたい」と思い込むことは、口頭共有が長くなってしまうので「タイムロス」に繋がります。大事なポイントの繰り返しは2回くらいにとどめ、引継ぎやミーティングの趣旨がそれないようにしましょう。

例えば、早番の人が「入荷検品は終わらせているので、遅番はストック作業をお願いします!」このくらいコンパクトな引継ぎが理想的です。

ミーティングの際も疑問点があったら「相手の話を聞き終えてから最後に質問」をするように心がけると、議題から会話が逸れないようになります。

また「例え話が好きな人」や「相手が話しているときに補足してしまう人」は、話が長くなりがちなので気をつけましょう。

過剰在庫の確認

過剰在庫の確認

売上が厳しいから「売れる可能性のある商品は、できるだけ多く確保しておきたい」と思う不安な気持ちは分かりますが「売れる可能性がある商品ではなく本当に売れる商品だけを見極めること」が重要です。

過剰在庫はスットックを圧迫し、新作が集荷した際に店間移動が頻繁におこるので、さらに多くの付帯業務をこなさなければならず効率的な仕事ができなくなってしまいます。

また、商品だけでなく、ショッパーなどの店舗備品もストックを圧迫している可能性があるので「適量の見直し」をしてみましょう。

人員の見直し

人員の見直し

付帯業務を効率的に行えない場合は「人員の見直し」も必要です。

例えば、接客が得意な人が10人と、接客が得意な人が7人+作業が得意な人が3人=計10とでは、どちらが効率的に働けるでしょうか?

残業してまで作業しないと付帯業務が終わらない」なら、スタッフのモチベーションが維持できず店頭接客に集中できなくなってしまいます。

人員不足」なのか「適材が揃っていない」のかを検証し、人事部やマネージャーに店舗の人員状況を伝え、改善してもらえるように働きかけましょう。

担当業務/個人業務の計画

担当業務/個人業務の進捗の把握

自分の担当業務(顧客管理やVMDなど)と個人業務(考課シートや顧客リストの作成など)の計画を立てていますか?そして進捗確認しながら実行していますか?

例えば、顧客管理チームで「今月の目標を立てるミーティング」が1週間後にあり、そのために必要な資料を作成しなければいけないとします。

そのときに大切なのは「シフトの確認」と「誰がなにを担当するか」と「それぞれどのくらいの時間がかかるのか」を明確にし、ミーティングまでの具体的な計画を立てることです。

その計画を基に「計画通りに進んでいるか?」「遅れているモノはないか?」「遅れているスタッフはいないか?」などの、進捗確認や報連相をまめにすると時間が確保ができるようになります。

作業スピードと正確さ

作業スピードと正確さ

今の自分の「作業スピードと正確さ」を把握していますか?

例えば、入荷作業のスピードが遅いと感じていたら「ストック作業が早いスタッフにコツ」を聞いたり、同じミスを繰り返してしまう場合は「ミスが少ないメンバーが心がけていること」を教えてもらうことができます。

得意分野で活躍する他のスタッフからアドバイスをしてもらうと、作業スピードが改善されミスも少なくなり、滞りなく付帯業務を進めれるようになるのです。

また「○○時までに△△を終わらせます!」と付帯業務の終了時間を明言することで、スタッフ間での協力体制が強まり仕事を効果的に進められるようになります。

周りを巻き込む能動的な行動

周りを巻き込む能動的な行動

あなたは仕事に対して能動的な行動ができていますか?

自分が「努力していること」や「頑張る姿勢」を周りに見せることで、他のスタッフにも良い影響が広がり、さらに積極的な報連相をすることで、仕事を安心して任せられたり、困ったことがあったときにアドバイスをしてもらいやすくなります。

例えば「今日は大事な顧客様がご来店されるので、いつも以上に商品を綺麗に陳列したい」と思ったら「私が什器にチリひとつないように5sをやります!」などと「自主的に●●をやります!」と宣言すると、周りのスタッフがその言動に触発され、業務を手伝ってくれたり分担して作業ができるようになるのです。

お客様視点で考える習慣をつける

お客様視点で考えた時に「作業に追われたまま接客される」のと「余裕をもって接客される」のとでは、どちらが喜んでいただけるでしょうか?

もちろん答えは明確ですね!

今までの慣習でムダなことをムリにおこなっていれば、店頭で接客する時間は削られてしまいます。

ショップはお客様のためにある」ことを忘れず「ムリ/ムダ」なことは徹底的に見直し、店頭接客に集中できる環境を整えましょう。

そうすることで、お客様に喜んでいただけることが増え、売上も安定するのです。

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