こんにちは。みいです。
ご友人や同僚など親しい人の結婚式にご招待されることは、どんな人でも嬉しく新郎新婦のためにオシャレをしてお祝いしたいものです。
ブライダルシーズンは「3月〜7月」と「9月〜11月」にピークを迎え、ショップにはドレスをはじめ華やかなシーンを彩るアイテムが揃います。
ブライダル対応の接客をするときに大切なのは、ブライダルの「マナーや常識を正しくお客様にお伝えすること」と「お客様が楽しみにされていることへの共感」です。
特に昨年はコロナ禍で結婚式が中止になったりリスケになったりと、楽しみにしていたことが今年に繰り越されているかたもいらっしゃると思います。
今年も大規模なウェディングは控えられ、招待客が20人未満の「マイクロ・ウェディング」の人気が高まると予想されています。
ブライダルの買い物は、通常1ヶ月前から下見をはじめ1週間前には準備をするかたが多いのですが、直前までどんな装いがいいかイメージが湧かないかたもいらっしゃいます。
お客様からどんな質問をされても対応できるように、ブライダルにまつわる「あれこれ」を勉強しておきましょう。
ブライダルの接客について
ブライダルのマナー
洋装ならフォーマルなドレスやワンピース。和装なら未婚女性は振袖、既婚女性は訪問着が基本です。
白は花嫁の色なので、白のドレスやワンピースはNGです。また全身黒のコーディネートは葬儀を連想させてしますのでオススメしてはいけません。
主役は花嫁なので目立ち過ぎないオシャレをしましょう。露出の多いドレスは避け、ゴージャス過ぎずカジュアル過ぎない印象のドレスやワンピースにしましょう。
アニマル柄は死を連想させてしまうのでNG。ファーアイテムは毛が抜けてしまうことがあるので室内での着用は避けましょう。
足元はベージュのストッキングにサテン地のパンプスが正装です。素足は失礼に当たるので避けましょう。
オープントゥ/ミュール/サンダル/ブーツなどは基本的にNGですが、ガーデンウェディングやドレスコードが設定されている結婚式の場合は常識の範囲内での着用がOKになっています。
男性の場合は、ブラックスーツかダークスーツにホワイトのシャツと白かシルバーのフォーマルタイが正装です。足元は黒のレースアップシューズが基本ですが、ダークブラウンでもOKな場合もあります。
ヒアリング
ブライダルのご予定日、新郎新婦との関係性、結婚式から二次会まで参加されるか、さしさわりなければ会場もお伺いします。
ご予定日が分からないと、色とデザインの具体的なご提案ができなくなってしまいます。特に季節の変わり目の場合は羽織物やシャールが必要になりますので、必ずヒアリングしましょう。
新郎新婦との関係性は、ご家族(ご親族)、ご友人と同僚、上司と取引先などによって装いを変える必要があるので、聞きにくい特に思わずお伺いしてください。
靴をお探しのかたには、結婚式から二次会まで参加されるかヒアリングしましょう。
結婚式のみなら高いヒールでも大丈夫ですが、披露宴や二次会まで参加されるのなら移動や立食のことなどを考慮しなければいけないので忘れずにお伺いしてください。
会場は結婚式場かホテル、またはそれ以外かをお伺いします。有名な結婚式場や老舗のホテルなどの場合、その会場の格式に合わせた装いが必要です。
大きな会場の場合は、同時刻に何組かのブライダルが行われているので、他の結婚式に参列されている方々への配慮もしなければいけません。
ブライダルの接客に慣れていないと、聞きにくいこともあるかもしれませんが、どれも大切なことなのでお伺いしましょう。
プロポーザル
ブライダルはドレス/靴/バッグ/アクセサリーの4アイテムで、上品で華やかなスタイリングを完成させなくてはいけません。
どれかひとつでも欠けてしまったり、スタイルバランスが崩れると、普段使いの洋服のように見えてしまうので気をつけましょう。
ドレスのみをお探しの場合は、お手持ちの小物の色やデザインをお伺いし、ドレスが主役のスタイリングと、セオリーなスタイリングの両方をご提案してください。
ブライダルはシーズンになると続けて参列されるというかたもいらっしゃるので、その場合は使い回しができるシンプルなドレスのほうが喜んでいただけます。
靴をお探しのときはドレスのデザインを伺い、靴が主役のスタイリングとドレスが主役のスタイリングの2パターンを提案します。
ドレスが決まっていて靴で悩まれる場合は、ドレスを持ち込んでいただいたり、写真を拝見させていただけるかも確認しましょう。
靴の場合は普段使いされたいお客様が圧倒的に多いので、黒かトレンドカラーで履き心地の良い商品をオススメしてください。
パイソン柄やレオパード柄はオシャレ感が楽しめるので、ご要望されるかたも多いのですが、ブライダルのマナーとしてNGなので、高まる気持ちをクールダウンしましょう。
ドレス/靴/バッグ/アクセサリーの全てをお探しのかたは、ご予算をお伺いし予算内に抑えられるようにご提案します。
また、全ての商品がショップ内で揃わない場合もあるので、ブライダルシーズンのときは、他ブランドや近隣店舗のリサーチをして、お客様がお困りにならないように準備しておきましょう。
自分が結婚式にご招待されたときの気持ちを思い出しながら接客すると良いよ!
ブライダルは間違ったご案内やご提案をしてしまうと、お客様や新郎新婦にご迷惑をおかけしてしまうので、NGなマナーはきちんとお伝えしなくてはいけません。
最後のお見送りのときには、お客様が当日が待ち遠しいと思えるような一言をそえましょう。
「最良の日になればいいですね!」「良い時間をお過ごしくださいね!」「良かったら写真を見せてくださいね!」など、接客中に出てきたフレーズを最後にお伝えすると、最高の笑顔を見せてくださいます。
特別な記念日がお客様にとって「最高の1日」となるように「最高のオシャレ」をすることを喜んでお手伝いする。そんな販売員が1人でも増えたら嬉しいです。
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