こんにちは。みいです。
「なかなか顧客様に恵まれない」「顧客様をどうやって増やしていけばいいか分からない」というのはアパレル店員の悩みのひとつですね。
私も販売をはじめた頃は、お客様をどのように接して良いか分からず、お客様のお顔とお名前を一致させるのも苦手で顧客さまができることは夢のまた夢の状況でした。
お客様を増やそうとと顧客リストを作ったり、他のアパレル店員にお客様を紹介してもらったり、いろいろと手を尽くして見ましたが、接客をはじめて半年ほどは何をやっても空振りだったのです。
その状況から抜け出すことができたのは、接客中にお客様からいただく「私に対しての印象」の言葉を整理しはじめたことでした。
「背が小さい」「髪が黒い」「他のアパレル店員と比べて年齢が高い」「声が大きく分かりやすい」「いつもテキパキ対応している」「おしゃれ」「知識が豊富」
これらは、お客様から良くおっしゃっていただいた私に対しての印象です。
良いことも悪いことも、お客様がアパレル店員にもつ印象は長く勤務していても変わることはあまりなく、お客様からどのような印象で見られているかを自分自身で把握しておくのは大切なことなのです。
お客様からの声をきっかけに、私はデメリットさえもメリットに変え自分らしい個性を活かしたキャラクターを作ろうと思いはじめました。
簡単に言ってしまうと、アイドルや芸能人がデビューするときに作り上げるキャラ設定に似ています。
自分らしい個性が生まれはじめると、お客様がアパレル店員のことを覚えてくださり、接客していても会話が弾むようになるので、お客様が楽しみながらお買い物をしていただけるようになります。
ショップにご来店くださるお客様は、自分のショップを訪れる前に多くのショップに立ち寄りたくさんのアパレル店員に接客されています。
その中から覚えていただくには個性を活かたキャラクターの確立が必要不可欠なのです。
アパレル店員の個性を活かしたキャラクターの確立方法
他の販売員と違うオシャレをする
どんなにトレンドの服を着用しおしゃれをしていても、周りのアパレル店員と同じようなスタイリングで店頭にいては、お客様からはみんな同じショップ店員に見えてしまいます。
目立ちすぎてしまうのはショップのイメージを損ねてしまうこともありますので注意が必要ですが、おしゃれで品良く目に止まるスタイリングはどのようなものでしょうか?
それは、いつも一部分だけ固定のおしゃれをすることです。
髪や手首周りなどは、毎日固定できるおしゃれの場所になります。
日々少しづつアップデートすることは必要ですが、お客様に外見で覚えていただくには印象に残りやすいおしゃれをすることが効果的です。
例えば、周りがカラフルなヘアカラーとアレンジをしていて、自分が黒髪のストレートがだったら、自然に目立てトレードマークにもなりますよね。
周りのアパレル店員と自分を比べてみて自分らしいキラリと光る部分を見つけ、それを活かしたおしゃれをしてみてください。
誰よりも明るく笑って接客をする
ショップ全体を明るく楽しげな空間に変えれる人は、実はなかなかいないものです。
天性の明るさや元気がなくても、上品な立ち振る舞いでリズミカルに歩きまわるアパレル店員は貴重な存在です。
お客様もニコニコ笑って、礼儀正しく素早く商品を持ってきてくれるアパレル店員に対応されたいと思っています。
笑顔ほど人を引きつけるものはありません。
マスクを着用していても、口元も笑っているんだろうなとお客様に思っていただけるように、目元の表情が豊かになるような笑顔を身につけましょう。
他のアパレル店員ではできない接客をする
今の時代、購買心理8段階にそったセオリー通りの接客では商品は売れません。
できるだけ外出を控えて最低限のものだけ購入したいと思っているお客様が増えているので、単品購入だで稼ぐショップはますます苦しくなるばかりです。
入店が減り続ける中で、売上四指標(買上客数、買上点数、客単価、セット率)の中から自分が一番得意なものに絞って、得意なことを伸ばしていく方法を見つけてみてください。
弱みを強みにかえる教育や学びは大切なことですが、今は強みをさらに強くするほうが得策でしょう。
自分の強みを伸ばす接客スタイルは、自分自身が自信をもってお客様に提案できるので、接客にも個性がでてくるようになります。
オリジナリティのある接客はお客様にも楽しんでいただけるので、節度を守りつつ自分らしい接客を見つけましょう。
お客様に覚えていただく
どこにでもいるアパレル店員のままでは、なかなかお客様に覚えていただけません。
どのショップも販売員の接客スキルは高くなっているので、良い接客をしただけではお客様の印象に残らないのです。
お客様に覚えていただくには、お客様との心の距離感がキーポイントです。
アパレル店員の「またお会いしたい」という気持ちが、お客様に届けば覚えていただけるチャンスが増えるのです。
接客中やお見送りの時に、お客様自身が気づかないような内面を褒め共感し、気のきいた言葉や仕草でお客様を魅了してみてみましょう。
そのときに、お客様に対してあまり馴れ馴れしく接してしまうと、お客様に不信感が生まれ逆効果になってしますので、節度と礼儀はわきまえるように心がけてください。
個性を活かしたキャラクターを確立できれば、ショップの中でキラリと光るような存在になります。
たとえ接客中でも、他のお客様がその光景を見ながら「私もあの販売員に対応して欲しい」と思われることも少なくありません。
また個性を活かせる環境は、販売員自身もありのままの自分で接客できるので、能動的に行動するようになり接客力が格段に上がるメリットもあります。
売れる販売員の多くはお客様に恵まれた環境で接客をしていますが、はじめから多くの顧客を抱えていたわけではありません。
売れる販売員は自分自身の強みと弱みを知っていて、お客様のことを覚える努力のほかに、少しでもお客様に興味を持っていただけるような行動をしているのです。
あなたも、あなたらしい個性を活かし、あなたらしいキャラクターを確立し、たくさんのお客様に覚えていただき、お客様に愛されるアパレル店員になりましょう。
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